はじめに|新学期前の「はっきりしない不調」に、どう向き合えばいい?
新学期が近づくと、
子どもの体調がなんとなく不安定になることがあります。
・熱はない
・でも鼻水が続いている
・お腹が痛いと言う
・元気な時間としんどそうな時間の差が大きい
「病院に行くほどではない気がする」
「でも、いつもと違う」
この 判断しづらさ に悩む保護者はとても多いです。
私自身、4人の子どもを育てる中で、
保育園・幼稚園・小学校と、
節目のたびにこの状態を何度も経験してきました。
この記事では、
新学期前に起こりやすい体調不良の特徴と、
腹痛・鼻水・元気のなさをどう見ていくか、
「様子見」と「受診」の切り替え方を整理します。
新学期前は「病気」より「不調」が増えやすい
新学期前に多いのは、
インフルエンザや胃腸炎のような
はっきりした病名がつく体調不良 ではありません。
むしろ多いのは、
・軽い鼻水が長引く
・朝になるとお腹が痛い
・夕方になるとぐったりする
といった グレーゾーンの不調 です。
なぜこの時期に増えるのか
理由は一つではありません。
・生活リズムの変化
・集団生活への緊張
・環境変化によるストレス
・免疫力の低下
これらが重なり、
「体がついていかない」状態になりやすいのです。
体験談①|保育園・幼稚園に通い始めた頃の体調変化
1人目が1歳で保育園に通い始めた頃、
とにかく 風邪をもらってくる回数が多かった のを覚えています。
・鼻水が止まらない
・治ったと思ったらまた鼻水
・元気そうなのに夜はぐずる
当時は
「こんなものなのかな」
と思いながら通わせていました。
でも振り返ると、
体が環境に慣れるまで、
常に軽い不調を抱えていたように思います。
2人目・3人目は3歳で幼稚園に通い始めた時も、
同じような経過をたどりました。
新学期前に多い症状①|鼻水がだらだら続く
新学期前後で特に多いのが
長引く鼻水 です。
鼻水は「色」と「期間」を見る
よく、
・透明 → 青 → 治る
という経過を想像されますが、
実際はもっと長く続くこともあります。
私自身、
・透明の鼻水が2〜3週間続く
・途中で少し色がつく
・また透明に戻る
という経過を、何度も経験しました。
鼻水は命に関わらないけど・・・
鼻水は命に関わる症状ではありません。
鼻水を「取ってしまえば楽になれる」
でも、
・鼻が詰まって眠れない
・口呼吸になる
・機嫌が悪い
と、生活の質は大きく下がります。
「この程度で受診していいのか」
と迷いながら、
受診のタイミングがわからなくなる症状でもあります。
*関連記事|受診の目安をまとめています。
受診する?様子を見る? 看護師ママが家庭で使っている判断の順番まとめ|迷ったら#8000
新学期前に多い症状②|腹痛(特に朝)
もう一つ多いのが 腹痛 です。
心からくる腹痛の見分け方
子どもの腹痛には、
体の異常によるものと、
心の影響が強いものがあります。
私が目安にしているのは 痛がり方 です。
・お腹を抱えて丸くなる
・赤ちゃんのような体勢になる
これは、
本当にお腹がつらい時に見られる生理的な反応 です。
体が発しているSOSです。
下痢や吐き気なども合わせてみましょう。
だからと言って、心からくる腹痛は
「仮病」「気のせい」ではありません。
新学期で新しい環境に馴染むまでのストレスが体に出ているのです。
そんな時は、
・ゆっくり話を聞く
・そばで見守る
・しっかりと休む
子供のストレスが軽くなるように関わりを持つことが大切です。
体験談②|「心の不調」を体で出していたケース
1人目が小学校に入学してしばらく経ったとき
朝になると毎日のように腹痛を訴えるようになりました。
・日中は元気
・でも登園前になると腹痛
・休むと落ち着く
最初は
「甘えているのかな?」
と感じたこともあります。
でも、
・丸くなって動かない
・表情が硬い
・下痢まではいかなくても軟便になっていた
様子を見て、
これは無理をさせてはいけないと感じました。
その日は休ませ、
一日一緒に過ごしました。
すると翌日は、
腹痛を訴えることなく落ち着いていました。
新学期前に多い症状③|元気がない・疲れやすい
「元気がない」という訴えも、
とても判断が難しい症状です。
テンションではなく「持続力」を見る
子どもは、
・一瞬元気に見える
・遊び始める
ことがあります。
でも、
・すぐ横になる
・集中が続かない
・夕方になると崩れる
こうした場合も、日中頑張ってきた疲れや
気づかないストレスが現れていると考えて
自宅では落ち着いた環境でいられるように遊びは座ってする(お絵描きやブロック遊び、絵本を読む)
早めに寝かせる
など子供自身が気づいていない疲れに対応してあげることが大切です。
「休ませるかどうか」で迷ったときの考え方
私が迷ったときに立ち返るのは、
次の3点です。
① 夜、眠れているか
夜にしっかり眠れていない場合、
日中の元気は「無理している」可能性があります。
② 良くなる方向に向かっているか
・昨日より楽そう
・症状が軽くなっている
この 回復傾向 が見られない場合は、
休ませる選択をします。
③ 休ませたらどうなるか想像する
・1日休んだら楽になりそうか
・行かせて悪化しそうか
この想像は、
意外と当たります。
体験談③|「熱がないから行かせた」結果、悪化した経験
正直に言うと、
私も「熱がないから」と無理をさせた経験があります。
結果、
・症状が長引く
・結局受診
・回復まで時間がかかる
という流れになることが多かったです。
今では、
熱がない=大丈夫ではない
と考えるようになりました。
受診を考える目安
次の場合は、受診を検討します。
・症状が2週間以上続く
・夜眠れない状態が続く
・食欲が落ちている
・日中も元気が戻らない
「様子見しすぎない」
ことも大切です。
まとめ|新学期前の不調は「休ませていいサイン」
新学期前の体調不良は、
・怠け
・甘え
ではありません。
体と心が、
環境に適応しようとしているサインです。
無理をさせず、
「整える時間」をとることで、
結果的にスムーズな新学期につながります。
*関連記事|病児がいる日の1日の回し方
体調不良の子がいる日の生活を、無理なく回す工夫をまとめています。
▶︎ 病児がいる日の1日の回し方|4人育児でも家庭を回すためにやめたこと・残したこと
*関連記事|インフル後の不調(咳・だるさ・元気がない)
解熱後も続く不調の見極めと再受診の考え方はこちら。
▶︎ インフル後に咳が治らない?だるさ・元気が戻らないときの判断ポイント|再受診の目安も解説
*関連記事|子どもの受診判断に迷ったとき
夜間・休日に迷いやすい受診の目安を整理しています。

